ミーハー主婦の日常

猫とミーハー夫婦のふがいない日常

高校生の体力は無限。

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だんぺー。

 

これは私の高校時代にいたある男の子の名前。

そして今回はその子のお話。

 

 

当時彼は私に好意を寄せていてくれてたらしい。

しかし、彼は全くもって私のタイプとは真逆すぎて本当にもうなんかどうでもよかったし、申し訳ないがめんどくさかった。

 

 

こんな言い方は本当によくないのはわかってる。しかし当時の私の彼に対する態度もなかなかだった。

 

 

私の印象の彼は小柄でチョロチョロとしてて、よく言えば無邪気で悪く言えばうざいタイプで、なんかこいつかわいいとか言われたいタイプなのかな?と思ってた気がする。

(ひどい)

とは言っても私は実際喋った事がなく(多分)よく知らないので友達に彼の事を聞いたら

「なんか小学生がそのまま高校生になったような子じゃなかった?」

ちびまる子ちゃんのやまだの様な…」

原文ママ

とのことであながち間違ってなかった。

 

 

 

 

当時、私はヤンキーみたいな猿顔の吉沢悠に似た同級生が好きだったので彼の事はアウトオブ眼中(死語!!)だったので、周りが何と言おうがごりっごりの塩対応だった。

 

 

さらに実は、当時なぜだかだんぺーと仲良しの男の子と2人きりで休みの日にチャリで出かけた事があり、気まずかったのでそれもあって避けていた。

もちろん彼とはなにもなかった。会話が地獄くらい盛り上がらなかったので。

 

 

まぁそんなある日クラスの女子メンバーで体育館で輪になってバレーをしていた。

ひたすらパスを回し合ってキャッキャと楽しい時間を過ごしていた。

 

そんな時、彼らが乱入してきた。

うわぁ…と思ったがみんなそのまま続行した。

多分、てか絶対に嫌な顔をしたであろう私に気付いた友人達は若干ソワソワとしていたが今さらやめられない。

 

 

 

ラリーが順調に続いていた。

その時だんぺーのパスが私のところにやってきた。

 

ポーンと弧を描きながら飛んできたボール。

みんなの視線が一気に集まったボール。

私の元にキレイに飛んできたボール。

 

 

構えていた手をスッと下に下ろしスルーする私。

地面にキレイに落ちて転がるボール。

ボールとだんぺーと私を交互に見つめるみんな。

そっぽを向く私。

 

 

 

…………。

 

 

 

しばしの沈黙の後全員が無理矢理テンションを上げボールを拾い

「い、いくよー!?!?」

とまたラリーが始まった。

 

その後は、言うまでもなくみんなが一生懸命に盛り上げて気まずい空気をなんとかしようと必死だった。

 

みんなあの時はごめんよ。

 

 

今ならちゃんとラリー続けられるよ。

体力には自信ないけどさ