合コン三昧。
合コン話の最後ぐらいのエピソード。
某カード会社の方々との会での事。
安定の後輩からの斡旋により開催されました。
メンバーは4人。六本木事件のあの先輩も参加した。しかし、先輩も大人気なくて申し訳なかったと反省していたし、今回は大丈夫だろうとの事で六本木事件の反省を踏まえて全員で臨んだ。
場所は渋谷のビルの屋上でのBBQだった。
男性陣は後輩の友達とその先輩方といったメンツで20〜40代くらいだった。
前回とは違い、まぁまぁ盛り上がっていた。
その中の1番年上の人がやたら接待風に扱われててなんか若干の違和感があったが、こっちはもう男性陣に対してプラスの望みがないから食に徹していたので関係ないなと思っていた。
一次会が終わり、二次会どうする的な流れになったのだがどうやら1番年上のお偉いさんの家が凄いらしいという話になり、みんなで行くことになった。
その場で1人後輩が帰ったので、7人で二次会に向かうためタクシーに乗せられた。
場所は三茶でまぁ近いしどんなもんかなぁと思ったら想像以上にすげー家だった…
まさかのお一人様で一軒家の三階建て。さらには家にエレベーターが付いていた。
意味がわからなかったがお金持ちと言うことはハッキリした。
なんかめちゃくちゃ長いダイニングテーブルあるし、冷蔵庫は業務用みたいなのにボタン押したら氷でてくるし、ワインセラーあるしでテンション爆上がりで御宅探訪させてもらった。
後々話を聞くと家主は某カード会社の元役員で政界にも参加したりしなかったりだった。
見た目は両津勘吉だったので密かに両津と呼んでいたのだが、両津は後輩の事をえらい気に入ってた。
そりゃそうだと思う。キレイだしスタイルいいしお酒強いし甘え上手だしで両津は後輩をぴったりと横に付けて膝を撫でていた。
ご機嫌な両津はご自慢のパナマ帽を持ってきて私達にかぶせて喜んでいたが死ぬほどつまらんくだりだなと思っていたがとりあえずみんなヘラヘラしていた。
終電がなくなったが、グダグダになってきたので私達は帰りますと後輩に言ってもらったら両津は後輩にタクシー代として1万円渡した。
え!?まじ!?と私も淡く期待したが私は3000円渡された。帰れねーわと思ったが、もらわないよりマシだし、私の今日の働きとしてはどこも触らせてないし、ただ食べて笑って帽子かぶってヘラヘラしたぐらいだからまぁ妥当だなと思い受け取った。
そして先輩はまさかの1000円だった。
たしかに家が1番近い事も伝えていたし、前回よりは頑張って多少ニコニコはしていたが途中ちょいちょい真顔だった。でも1000円…。
しかも渋られて1000円だった。
先輩は明らかにテンションをさげながらも受け取ったが、帰り道に
『あのハゲ…』と悪態をついて始発で帰って行った。
私はただ『世知辛いですね…』としか声をかけられなかったが、それ以降その先輩とは合コンに行く事はなかった…。
お元気ですか、先輩。