理想と現実と私
うちの父はハイパーせっかち。
どれくらいかと言うと、8時半に家を出る予定だと8時にはもう出ようとしてる。
なんなら7時50分くらいから今誰待ち?って聞かれる。
そんな家庭に育ってるからある程度はせっかちな血を引いてると自覚はしている。
しかし、しかし!!!私はゆるく生きたい!!
それはゆるゆるに生きていきたい。
のんびりではなくゆるくって言うのがキモ。
できれば誰にも怒られたくないし、怒りたくもないし、ただ笑って日々ゆる〜く。
理想の職場は『架空OL日記』の様なゆるーい雰囲気で、殺伐さとは無縁。でもプチ事件もあったりなかったり。それをちゃんと笑いに変えたり。
プライベートは『花のズボラ飯』のように適当だけど自分が満足できるご飯を食べてゆるく。
そして宮藤官九郎様の物語の様な面白い人物がたくさんいる。あぁ最高。
まさに理想郷。ユートピア。
ん………?
ここまで書いててわりと今の現実と近い事に気付いた。
職場はみんな慣れたメンツで楽しいし、料理もちょー適当だし、友達もおもしろい、そして猫もひたすらにかわいい。
なーんだ!そう考えるとニコニコしてきちゃう!!!
しかし、私にはせっかちの血が流れている。
小さな頃から鍛えらてるので出かける準備は早いし、お風呂も早いし、食べるのも早い。
夫婦でつけ麺を食べに行ったら大体旦那よりも先に食べ終わって暇を持て余してプレッシャーを与えてる。
もうこの時点でガッツリと遺伝の強さを感じてる。
プレッシャー与えてる時点でもう無理だ…。ちっともゆるさなんて感じない。絶望的。
しかし旦那の実家はうちと真逆でのんびり家族。
8時半に出ると言われてスタンバイしてたら8時半にまだ全員パジャマ着てた。
私の実家ならもう全員車に乗ってる時間に全員パジャマを着ているだと…?
なるほど。これが育ってきた環境が違うから好き嫌いが否めない例のあの歌のやつね!と。
そんなせっかちとのんびりの子供はきっとゆるーい子が生まれるんではないのか!?
そしたらこの緩さ願望を我が子に…!!!!
と思ったけど、生まれてきてくれたらとりあえずなんでもいいか。
そうだ!そんな贅沢言わない。
話にオチがつけれる子なら…!
(言ってる)