ポイントは大事。
ポインカードとか割引とか大好きな私と友達。
大好きっていうかもう基本。
きっと立派なおばさんの代表みたいなおばさんになると自覚してるし、それでいい。
むしろ将来は阿佐ヶ谷姉妹みたいになりたい。
ケチとかじゃなくて生活の知恵と思ってる。
飲み物も自販機は高いから基本は薬局で安く買うし、試食も試飲も積極的にいく。
お互いの旦那はというとそれを遠目で引きながら見ている。
そしてその友達とは韓国に行った際にたくさん歩き回って2人ともスニーカーで行っていたが、歩きすぎて足の小指が限界を迎えていた。
同じタイプのスニーカーで、いつもは大丈夫なのに飛行機で浮腫んだのかなんなのかわからないが、痛くて仕方なかった。
痛すぎて2人ともビーサンか、サンダルとかのとにかく小指が解放されるなにか安くていい靴を買おうとして色々と見て回ったが私達の納得のいく値段とデザインがない。
わりとこだわりの強い2人だし、どうせ買うなら使えるやつがいい。
たとえ500円だろうが、こんな星とかたくさん書いてるやつはいやだとか、ハートいらないとか、色が嫌だとか色々と文句をつけてさらに歩き回った。
そうこうしてるうちにここならありそう!と入ったH&Mで『もう私の小指泣いてるよ…』と友達が言い出し私も『私の小指は泣き疲れてもう寝てる…』と疲労と変なテンションで2人で死ぬほど笑って結局買わずに出てきた。
夜は韓国の有名なドラム缶で焼きながら立って食べる焼き肉の予定だった。
しかし私達の足の小指はもうすでに泣き疲れてる。これ以上の疲労を重ねる事なんてもう無理だ。
このままだと過労死する。(小指が)
みんな立って食べてるのに私達だけ座って食べる事になりかねないので有名な焼き肉を諦めチェーン店みたいなところに入った。
お肉も柔らかく、食べたかったカンジャンケジャンとかいうカニの料理が感動的に美味しくて、座れるのがなによりも一番嬉しかった。
しかしよく食べる私達なのにあんな感動したカンジャンケジャンもなんだかすぐに飽きてしまった。
そして店員さんが焼いてくれて端に寄せられているお肉も、食べようと思い一度箸で掴んではみるがちょっとひっくり返したりとかしてまたそこに戻したりしてノロノロと食べた。
そんなに疲れるまで歩いたのに、私達は頑なにサンダルを買わなかった。
絶対に日本では使わないと分かってる物をわざわざ買ってわざわざスーツケースに入れて持って帰るという事がどうしても負に落ちなかった。
多分一緒に行ったのが旦那とかとならもう妥協して買ってたかもしれない。
でも私達には同じ信念がある。相乗効果もあるし半分意固地になっている。しかし買わなかった事は一切後悔してないし、小指は一回死んだが、次の日には無事生き返ってくれた。
結果オーライ。
こうして私達は日々シビアさを切磋琢磨しているが、2020年はよりシビアにお金に貪欲に生きていく事を誓い合いながら、今日もカルディでコーヒーを3杯もらう。(買い物もちゃんとしてるよ?)