忠誠心とかもない気がする
世の中には色んなオタクがいる。
どのオタクも素晴らしいと思う。
あんなに好きな事柄に対して夢中かつ、詳しくなれるなんて尊敬する。
私は昔から飽き性で集中力がないから本当にすごいと思ってる。
そして今この日本の経済はオタクによって活性化されてるといっても過言ではない。
なんと素晴らしい。
オタクといえばのアニメや漫画のイメージがあるが、私も漫画が好きで(偏りはあるが)漫画を読まない日はない。
それに漫画から色んな事を学んだりする。
それを漫画読まない芸人の旦那に擦り込んだりしている。
そんな旦那はアイドルに詳しい。オタクと言うほどでもないがなかなか詳しい上に一人でライブとかも行ってる。
私はアイドルには興味ないので全く耳をかたむけもしないが、なんかいつも言ってる。(ひどい)
昔銀座で働いてた時に同僚と地下鉄の改札で喋ってから帰るのが日課だった。
いつもの様に喋り終えて、一人ホームに向かって歩いていたら急に女の子に話しかけられた。
はい?と返事をすると、彼女は急に『〇〇君のファンですよね!?』と言ってきた。
全く聞き覚えのない人物に『え??』と困惑していると『とぼけないでください!!!!』と、わりとデカめの声でキレられた。
本当に聞き覚えもないし、そもそも誰のファンでもないしなんでキレられてんだ?と思い
『違いますよ。誰ですか?勘違いじゃないですか?』と言うと『見たんですからね!写真撮ってるとこ!!!消してください!!!!』と、かなりの言いがかりをつけてきた。
もう訳がわからない。
私はただ仕事を終えて同僚と話をして今ここにいるだけでここにくるまで誰の写真も撮ってない。
『人違いだとおもいますよ…?』といくら言ってももうダメだ。なんか言ってる。もう無視だ。あぁ電車もきた。サヨウナラ…。
と心の中で告げて電車に乗ろうとすると『逃げるんですか!?卑怯です!!』と追い討ちをかけてきた。
『逃げるってなんだよ。帰るだけだよ!』と言い電車に乗ったが扉が閉まってもまだなんか言ってる。
もはやここまでくるとすごい。
とんだ冤罪。
私のドッペルゲンガーかなにかが、いたのかもしれないがあそこまで責めてくる人はなかなかいないなぁと思いながら帰路に着いた。
誰かしらないけどそのアイドル的な人を好きすぎて彼女は完全に周りが見えなくなっていたし、写真を消せと言ってたので正義感がすごいのかもしれない。
しかしその正義感は冤罪という間違いをまねいていた。
私はなにかを崇拝する心が全くないので、我を見失うくらいなにかを好きになった事がないのである意味羨ましい。
夢中になる事はいい事だが、自分だけは見失わないでほしい。
なにごともほどほどが一番。