寝る子は育つ
私は絶対にお昼ご飯を食べると眠くなるし、午後の仕事に支障しかでないから昼寝をする。
10分から15分の昼寝で午後の仕事のはかどり具合が全然ちがう。
なんなら昼寝用に小さな毛布とパーカーを持参している。
そして職場の人にはよく寝てる人と認識されている。
初めて働き出したのが銀座の靴屋さんだった。
上下関係がなかなかに厳しくて当時一番下っ端だったのでいつも休憩が遅かった。
食堂でお昼を食べていつもの様に机にうつ伏せになって昼寝をしていた。
それはそれは気持ちよく夢を見ながら寝ていた。
夢の内容は仕事だった。お店をうろうろしていたらお客さんが入ってきたので声をかけなけければ…!と思って一言
「いらっしゃいませーー!!」
と、現実でもガッツリ叫んでいた。
しかもガバッと起き上がってなかなか声を張っていた。「ませーー」のあたりで意識が戻り『やば…。』と思ったが時すでに遅し。
恥ずかしい。めちゃくちゃ恥ずかしい。
遅い時間だったからパラパラとしか人がいなかったが、完全に注目されてる。
恥ずかしくて逃げたかったが行き場がない。
とりあえずもう一度うつ伏せになったけど心臓がバクバクして寝れない。
しかもなかなかに時間が余ってるが行き場がない。穴があったら入りたい状況を身をもって経験した。
あれから10年以上経ったけど未だに昼寝の時はちょっとだけびびってる。