家が好きって話。
本格的にリモートワークになり、家にずっといる日が続いているが、本当に家にいる事が向いてるらしい私は全く苦じゃない。
旦那なんてリモートできない仕事なのでたまの休みで一日家から出れなかっただけで気が狂いそうになっていた。
私は5日ぐらいまでは余裕でいける。
そしてドリームキャッチャーも完成した。
私ってばなんでこんなに家が好きなのかしら?
それはもう幼稚園時代から遡る。
私は両親が共働きだったのでおばあちゃんの家に預けられ、おばあちゃんの家の近くの幼稚園に通っていた。
幼い私は度々幼稚園に行く事を拒否してサボっていた。
おばあちゃんもおじいちゃんも孫に甘々なので行きたくないと言えばすぐに休ませてくれた。
しかし両親にはバレない様に…と思っていたので、幼稚園に行った日に、登園した日にノートに貼るシールみたいなのをごまかして多めに貼っていた。
もちろん家にいる日は朝から教育番組を見て思う存分にダラけて過ごした。
そして中学生になった私はクラスに居づらくなってしまった事件から再び学校行きたくないブームがやってきた。
しかしうちの父は実家の敷地内に仕事場がありサボるとばれやすい。朝からだとバレるのでちょいちょいお昼を食べてから早退していた。
さらに中3の冬に実家をリフォームする事になり日中、工事の人が家にいるという事が増えた。なかなか帰りにくくなったが、ある日どうしても帰りたくなって意を決して早退した。(意の决し方間違ってる)
家につくと一階の部屋の荷物を二階に運ぶ作業中だった。全員が2階に行ったのを見計らって自分の部屋のベッドに潜って隠れていたがいつの間にか寝ていた。
当時の私は2段ベッドを一人で使っており、下の段に色々と自分の荷物を置いて上の段に寝ていたのだが、多分私の部屋のものはまだ運ばれないだろうと思っていた。
しかし、私がふかーい眠りについて夢の中にいる時に事件は起きた。
急に体がフワッと中に浮いたのだ。寝てたので完全に夢だと思った。しかしなんかおかしい。
おじさんの声がたくさんする。
「上と下別でいくかー」とか「そっち大丈夫か?」とか。あれ?めっちゃリアルだなと思っていたら目が覚めたので布団をめくると数人のおじさんに囲まれていた。
というか運ばれていた。
「わぁ!人がいる!!」とおじさん達はビックリしていたが私もかなりビックリしたしめちゃくちゃ恥ずかしかった。
おじさん達は私が、その家の子供だと理解してめちゃくちゃ笑いながらそのまま二階に運んでくれた。
御神輿に乗ったらこんな感じかな…と思いながら無事二階に運ばれた。
おじさん達は「おやすみー!」と爽やかに作業に戻っていったので私はそのまま、また眠りについた。(寝たんかい)
その後私の早退は家族にバレる事はなかった。多分気を使ってくれたおじさん達は内緒にしててくれたんだと思う。
本当にいいおじさん達だった。
そんなこんなで仕事の日はいまだに起きた瞬間から家に帰りたいと思ってる。
この事態は早く終息してほしいが、これを機に家が好きな事を再認識させられた。
お家マスターにでもなろうかな…(それなに)