お花摘みにいってきます。
私は普段から非常にトイレが近い。
どこかに出かけると高頻度で行きたくなるので色々なところのトイレの場所を把握している。
そして20代後半から焼肉を食べるとお腹をくだすという体質になってしまい、より一層トイレと仲良くなった。
友達からは一時期トイレの神様と呼ばれていた。
なぜか家ではギリギリまで我慢できる。多分行こうと思えばすぐに行けるという安心感があるからすぐにいかない。
旦那にはまたトイレ我慢してんのか!とよく怒られるが、回数が多くて非常にめんどくさいからしょうがない。
しかし、外(特に電車)で行きたいと思ったらもう最後。冷や汗が出て、漏らしたらどうしようと思って気が狂いそうになる。
つい最近も、旦那と路線が同じ同僚と3人で終電に乗っていた。
同僚は5駅目、私達は9駅目に住んでいる。
乗る前にうっすらと尿意は感じていた。
でも終電だし、これを逃したら終わりだし…と乗った。
一駅過ぎた辺りからうっすらだった尿意は確実に意思を持ってきた。
2人に『ちょっとトイレ行きたいかも』と伝えてみた。大丈夫?と心配してくれたが、終電だしね…となり、とりあえず気を紛らわす様に色々話しをしてくれたが、もう尿意は隠れてはくれず私の膀胱と頭の中を支配している。
脂汗も出てきてなんだか貧血の様に手足が冷たい。
私はまぁまぁ人のいるこの車内で、大人としての尊厳を失うかもしれないと思うとますます怖くなり、冷や汗が止まらない。
旦那に『一生のお願いだから降りたい』と伝えると、『え!?どうやって帰るの!?』と言われ『タクシー…?もしくは歩き…?』と言うとビックリしていた。
そりゃそうだ。
大の大人がトイレに行きたいから途中下車なんてまぁびっくりする。
さらにケチな私がタクシーと言うなんて。
しかし、非常事態のケチな私はタクシーを使ってでも人としての尊厳を守りたかった。
というか守らないといけない。
そうこうしてるうちに一回尿意は薄れたが、同僚の降車駅が近づくと帰ってきた。
あ、もう限界。
そう思い、5駅目で降車。トイレに直行。
無事に任務を遂行した。
よかった。本当によかった。
漏れなくてよかった!!!!
そこから同僚にもらう約束をしていたヨガマットを受け取りに同僚の家に寄り、2駅だけ歩きタクシーで帰った。
タクシー代が1300円だったが、ヨガマットが1300円だったと考えて落ち着かせた。
なにより付き合ってくれた旦那ありがとう。
そしてヨガマットもありがとう。