落語を久しぶりに見たい今日この頃
一時期めちゃくちゃ歌舞伎にハマっていた。
歌舞伎というか歌舞伎役者。
かわいすぎてかわいすぎてどうしても生で見たかった。
敷居は高かったが、元々落語とか好きなので全然いけると思い、まずは初心者が見やすい一幕見席という一番上の遠い席だが、1演目から1000円くらいで見れるタイプがあるのを知り同僚を誘って行った。
チケットは安いが普通のチケットと違い列んで購入するタイプだったのでとりあえずお昼を食べてウキウキで列んでみたが、その日がかなり寒く小雨が降っていた。
そしてやがて小雨が雪に変わりだし、私達はひたすら喋ってごまかしその場をしのいだ。
やっと中に入れた時には足は冷え冷えで凍っていたが、推しが見れるテンションでそんな事は気にならなかった。
すべて自由席なので急いで席を探し、一番前をゲットしワクワクで開幕を待った。
ようやく始まったが、予備知識0の、テンションだけで来た私達はちんぷんかんだった。
でもあんな寒い中列んで勝ち取ったからには見ないと!と、しばらくちゃんと見ていたが、寒いところから急に暖かいところにきたので睡魔に襲われだした。
しかも最初の幕は推しがでない…。お目当ては2幕目。
だがしかし誘った私が寝る訳にはいかんと思い、耐えていたが眠気には勝てない。
細切れでしか記憶がなく、首を跳ねられた人の生首をどうにかする所までは見たのに何回か目を閉じ、目を開くと生首が移動しているので、目を開くたびに生首の場所を必死で確認する作業しかしてなかった。
ヤバイと思いチラッと隣を見ると同僚も同じ状態で頭をグラグラさせながら睡魔と戦っていた。
あ、寝てるなら大丈夫か…と思いもう睡魔と戦う事を諦めしっかりと寝た。
一幕終わり、お互いに睡眠をしっかりと取った状態でいよいよ推しの出番だ。
出てきた瞬間から口に手を当て『いやーかんわいいいいい!!!』と言ってる私を見て同僚は『反応がおばさんじゃん…』と引いていたが、海老蔵が出てきた時には2人で沸いた。
ていうかみんなすごく沸いていた。
やっぱりオーラが違った。
推しも頑張っているところが見れて大満足で帰った。
それから半年後、今度は母が遊びに来たので旦那と母を連れて近い席で見に行こうとなり、割といい席を取った。お値段もなかなかで、がっつり見るし、今回は予備知識もあるから大丈夫!と意気込んでいた。
説明してくれるイヤホンガイドを借りてお弁当を買い、いざ!!!
もうぐっすり寝た。
それはそれは寝た。
旦那には呆れられたが、母は大満足だったのでよしとしてる。
そう言えば昔からちょっと暗いとしっかり寝ちゃうんだよな…。
いつかはちゃんと着物をきて嗜みたい。
寝ちゃわない様に…ね!